2022年2月27日(日)鮭の放流会
遠賀町青少年育成町民会議の皆さんや、鮭の卵からふ化、飼育してきたボランティアの皆さんが集まって、約3カ月育てた鮭の稚魚を、遠賀町西川(遠賀川の支流)で、放流しました。
昨年に引き続き、コロナ過のため、関係者のみの放流となりました。
鮭の稚魚は川や海水温が上がりすぎると海に出られなくなります。
毎年、春の菜種梅雨の時期になると、鮭の稚魚は生まれた川を下り、日本海から、オホーツク海、ベーリング海へと進み、4年後生まれ育った川に戻ります。
遠賀川は鮭が帰ってくる川の南限の川(学術的に)と言われています。
12月7日に受精卵をいただいた飼育ボランティアの皆さんは、放流までの約3ヶ月間、鮭のお世話をします。
12月、クリスマス前後から、鮭の卵は次々にふ化します。
ふ化したばかりの鮭の子どもは、お腹の栄養(さいのう)で育ちます。


鮭の子どものお腹のさいのう(栄養)が小さくなり、赤い線となり、体の中に消えていきます。このころからエサの準備をします。少しずつエサをあげます。
鮭の子どもは水中に浮いているエサを食べますので、やりすぎると、底にたまって水質が悪くなります。水槽のお掃除がエサをあげるのと同じように大変な時期になります。
2月末になると放流時期になります。
12月7日 受精卵の配布


